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芙苑晶インタビュー「新たなる世界からのサウンド」
Nucleus(アルゼンチン)2005:日本語訳版 >
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11.  ここで話題を変えて、現在日本で作られているアンビエント、プログレッシブ・ロック、実験音楽などに対して、どのようなビジョンをお持ちですか? 
 

●実を言うとそれほど日本でのムーブメントに詳しいわけじゃないから、これは僕の知る範囲で言うんだけど、 Magical Power Mako (マジカル・パワー・マコ)はとても面白い。彼はさまざまなタイプの多様な音楽を作っているが、僕の考えるロックというものに一番近い音楽をやっている日本人だね。

 あと、 MANDOG (マンドッグ)というサイケデリック・バンドの音楽が面白いね。ミヤシタ・ケイイチ(宮下敬一)は才能のある人だと思う。

 日本国内に限定しないなら、日本人のアーティストでは Acid Mothers Temple (アシッド・マザーズ・テンプル)が好きだ。彼らがやっているのは本物の「サイケデリック・ミュージック」だと思う。

 あと、ダモ鈴木は、70年代のドイツのバンド CAN のヴォーカリストとして有名だけど、最近彼が手がけているソロのプロジェクトは興味深いね。彼は今ドイツに帰化しているが、僕とは友人でメール交換などもしているんだ。

 ただ、日本国内という意味ではロックよりはむしろ、アンビエントやエレクトロニカのほうが優れたアーティストが多いような気がするよ。 Tokyo Tekno Tribe (トウキョウ・テクノ・トライブ)や UBARTMAR.com(ウバタマ・ドットコム)なんか面白いね。
 こういう音楽はある意味で21世紀のプログレッシブ・ミュージックと言えるかもしれないね。

 
12.  今どんな音楽を聴いていますか? どのアーティストが気に入っていますか?
 

●僕は最近は、家では映画を見たり本を読んだりする時間が多くて、そんなに音楽を聴かないんだ。聴くよりも作るほうがずっと好きだというのもあるしね。

 個人的に聴くものとしては、ジャンルとは無関係に、ただサウンドだけ聴いてイメージが浮かぶような音楽が好きだね。Pink Floyd (ピンク・フロイド) 、初期の Popol Vuh (ポポル・ヴー)なんかの幻想的な音楽は好きだし、トランス・テクノなどもよく聴くよ。

 もちろんクラシックも好きで、昔からずっと聴いている。とくにワグナーやベートーヴェン、J・S・バッハなんかは大好きだ。バッハの「マタイ受難曲」やオルガン・コラールは、ある意味で僕の作曲の原点とも言える音楽だね。

 
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Sounds From New Universe - Interview with the brilliant Japanese creator AQi Fzono
Nucleus (アルゼンチン/中南米)、2005年1月
(オリジナル:英語)
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